2012年5月29日火曜日

パンデミック(世界的な大流行)の歴史

パンデミック(世界的な大流行)の歴史

20世紀に入ってからは、世界的な大流行(パンデミック)が3回起こり、
以下のような流行であったと考えられています。

1918~1919年(スペインかぜ)(A/H1N1)
全世界で6億人がかかり、2300万人が死亡。
日本では人口の半数(2380万人)がかかり、約39万人が死亡。
1957年(アジアかぜ)(A/H2N2)
日本では約100万人がかかり、約7700人が死亡。
1968年(香港かぜ)(A/H3N2)
日本では約14万人がかかり、約2000人が死亡
(翌1969年第2波で約3700人が死亡)。
これらのウイルスは、その後も少しずつ変異をしながら、
流行を繰り返しています。



現在毎年流行しているのは、
Aソ連型(A/H1N1)とA香港型(A/H3N2)およびB型です。
2009年春、新型インフルエンザ(A/H1N1)が世界で広まりました。
当初、ウイルスの遺伝子が豚インフルエンザ由来のため
「豚インフルエンザ」と呼ばれました。
現在、鳥インフルエンザウイルス及び人インフルエンザウイルスの遺伝子も
持つことが確認されており、WHO(世界保健機構)より
「パンデミック(H1N1)2009ウイルス」と命名されました。
米国CDCの報告によると、2009年5月の時点では季節性インフルエンザと
同様に感染力は強いものの、多くの患者は軽症のまま回復しています。
一方で、喘息などの慢性の病気を持っている方を
中心に重症化する例が報告されています。

0 件のコメント:

コメントを投稿