2012年4月19日木曜日

インフルエンザと風邪の違いは?

普通のかぜとインフルエンザでは
全身に対する害の度合いが桁違いです。
普通のかぜの原因は、80~90%がウイルスで、
毒性の弱いウイルス感染によって起こります。
風邪のウイルスは種類が多く、
どのウイルスによる風邪かを
診察時に診断することは困難です。
症状としては、のどが痛む、鼻水が出る、
くしゃみや咳がでる程度です。
重症化することはあまりありません。


インフルエンザは全身症状が強く、
高齢者や幼児の死亡の原因にもなります。
インフルエンザは毎年国民の
5%くらいがかかると言われています。
のどの痛みや鼻汁などの症状が見られますが、
39度以上の高熱、関節痛、筋肉痛など全身症状が強いのが特徴です。
さらに、高齢者では肺炎、小児では脳症などを併発し、
致命的になることがあります。
また、感染力が強いのも特徴です。
インフルエンザが流行すると、
65歳以上の高齢者の死亡率がふだんより高くなります。
大流行になると平均寿命にまで影響を与えることがあります。
大人の場合はB型よりA型の方が重症となりやすいと言われています。