2012年5月29日火曜日

インフルエンザの診断2

迅速診断法
「迅速診断キット」と呼ばれる小さな検査器具を使い、
鼻からの吸引液や洗浄液、拭い液、
のどからの拭い液など(検体)を取って、
ウイルスがいるかどうかを調べます。
たくさんの種類のキットがありますが、
ほとんどがA型とB型のどちらも検査することができ、
15分以内で結果を得ることができます。
簡便で、発病してから2日以内であれば保険適用も認められているので、
診察の現場では広く使われています。

ただし、発症直後に検査した場合などでは検体の中にある
ウイルスの量が少ないために、
感染していても陰性になる場合があります。
また、流行状況や検査のやり方などの影響で検査陽性であっても実は
インフルエンザではない場合もあります。
最終的な診断は患者さんの症状等から総合的に判断します。
(新型インフルエンザA/H1N1型についても本方法では
必ずしも陽性になりません。
新型インフルエンザかどうかに関しては、
現状ではさらに詳細な検査が必要となります。)

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