2012年5月30日水曜日

インフルエンザの診断3

血清抗体検査
発病後7日以内と、回復した頃の2回、血液を採取し、
ウイルスに対する抗体ができているかどうかを調べます。
結果が出るまでに約2週間かかります。
・ウイルス分離検査
発病後3日以内にのどの拭い液やうがい液、鼻からの吸引液や
拭い液など(検体)を取り、その中からウイルスだけを取り出して、
どんなウイルスなのかをしっかりと調べる検査です。
結果が出るまでに5~10日ほどかかります。
迅速診断法に比べて非常に感度の高い方法ですが、
高度な技術が必要な検査なので、
一般の診療所や病院では実施できません。

・PCR検査
のどの拭い液や鼻からの吸引液などから
インフルエンザウイルスの遺伝子を検出する検査です。
新型インフルエンザかどうかを含め、
インフルエンザウイルスの詳細な分類も可能です。
この検査も高度な技術が必要なので、主に公的機関などでのみ実施され、
一般の医療機関では検査できません。

0 件のコメント:

コメントを投稿