2012年5月29日火曜日

感染3つルート

インフルエンザは、主に次の3つのルートで伝播する。
1、患者の粘液が、他人の目や鼻や口から直接に入る経路。
2、患者の咳、くしゃみ、つば吐き出しなどにより
発生した飛沫を吸い込む経路。
3、ウイルスが付着した物や、握手のような直接的な接触により、
手を通じ口からウイルスが侵入する経路。
この3つのルートのうち、どれが主要であるかについては明らかではないが、
いずれのルートもウイルスの拡散を引き起こすと考えられています。

感染してウイルスが体内に入ってから、
2日~3日後に発症することが多いが、
潜伏期は10日間に及ぶこともあります。
子どもは大人よりずっと感染を起こしやすい。
ウイルスを排出するのは、症状が出る少し前から、
感染後2週間後までの期間で、
インフルエンザの伝播は、数学的なモデルを用いて近似することが可能で、
ウイルスが人口集団の中に広がる様子を予測する上で役に立つ。


空気感染において、人が吸い込む飛沫の直径は0.5から5ミクロンであるが、
たった1個の飛沫でも感染を引き起こし得る。
1回のくしゃみにより40000個の飛沫が発生するが、
多くの飛沫は大きいので、空気中から速やかに取り除かれる。
飛沫中のウイルスが感染力を保つ期間は、湿度と紫外線強度により変化します。
冬では、湿度が低く日光が弱いので、この期間は長くなります。
インフルエンザウイルスは、いわゆる細胞内寄生体なので
細胞外では短時間しか存在できません。
紙幣、ドアの取っ手、電灯のスイッチ、家庭のその他の物品上で短時間存在でき、
物の表面においてウイルスが生存可能な期間は、条件によってかなり異なります。

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