2012年5月29日火曜日

インフルエンザウイルスは1年中います

なぜ流行するのか

インフルエンザウイルスは1年中います。
なぜ秋から冬になるとインフルエンザが流行するのでしょう。
最新の研究によると、インフルエンザウイルスは
絶対湿度が低いときに存続しやすく、
したがって人から人へも感染しやすいことが明らかになったという。
つまり、外気が冷えて乾燥していると
感染が起こりやすいことが確認されました。

インフルエンザウイルスにとって最も生存に適した環境とは、
温度20℃前後、湿度20%前後です。
冬の気象条件はウイルスにとって非常に都合が良いのです。
冬は、窓を閉め切った状態で部屋にいることが多くなりがちです。
中に患者が一人でもいて、セキやクシャミを行えば、
どうなるかは容易に想像が付くでしょう。


体の細胞に吸着した1個のウイルスは猛スピードで増殖します。
16時間後には1万個に、24時間後には
100万個に増えて粘膜細胞を破壊します。
そのため、インフルエンザの潜伏期は非常に短く、
短期間で大流行を引きおこしてしまいます。

特定のウイルスに感染して回復すると人間の体には
そのウイルスに対する抗体(免疫)ができて、
2度と感染しないのが普通ですが、
インフルエンザに何度も感染してしまうのは、
ウイルス自体が生き延びるために遺伝子の配列を少しずつ変え、
免疫の網の目をくぐりぬけているからです。

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