2012年5月29日火曜日

インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症

インフルエンザが原因で、
日本の乳幼児の1万人にひとりが急性脳症を発症。
インフルエンザにともなう急性脳症を発症した患者のうちで、
その3分の1が死亡、3分の1に重い後遺症を残し、
残り3分の1は治ります。
高熱後1~2日以内に突然長いけいれんを
起こして意識障害が出たときは、
インフルエンザ脳症の疑いがあります。
脳症を合併するときは、
ほとんどはじめの日か2日目に起こっています。
9割がけいれんを起こし、けいれんする前にも奇声を発する、
意味不明の言動、ふらふらするなどの異常が見られます。
脳といっても、ものを考えたり、
手足を動かしたりする大脳と呼吸や循環など
生命に関係する延髄などの脳幹とでは症状も随分違います。
脳幹に異常が出る急性脳症では、
けいれんは短いものの早期に重体となり死亡する例が多く、
大脳の異常ではけいれんが長く続き命は助かるが
後遺症を残す傾向があります。


急性脳症

細菌やウイルスが感染して、脳がむくむ病気です。
発熱することが多く、嘔吐や下痢を伴います。
そのうち急にけいれんを起こしたり、
意識がもうろうとしたり急に倒れたりします。
意識障害やけいれんは治りにくい傾向があり、
運動機能が失われたり知的障害が生じる場合があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿