2012年5月29日火曜日

小児のインフルエンザの特徴

小児のインフルエンザの特徴

小児のインフルエンザは成人のインフルエンザとの
共通の部分も多いが、以下のような特徴があります。
1、最高体温は成人に比べ高く、
特に5歳以下のインフルエンザでは
約10%に熱性けいれんをともなう。
2、鼻汁、中耳炎、腹部症状をともなう例が成人に比べ多い。
3、新生児が感染した場合、症状に乏しいため、
原因不明の発熱として扱われることがある。
4、仮性クループあるいは細気管支炎の原因となる。
5、神経症状の出現率が成人に比べ高い。
6、小児では、筋炎や肺炎の合併率が高い。


また小児では、経過中に一度インフルエンザが治ったかのように解熱し、
半日から1日で再び高熱を認める場合があり、2峰性発熱といわれます。
母親の免疫の存在する間は認められませんが、
生後6カ月頃からしだいにみられるようになります。
1~4歳で著明となり、その後加齢とともに少なくなります。

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